その6【バードゲージアンテナ】
Kくんの 自作アンテナ日記
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【430MHzモービル用バードケージアンテナ】
資料は、CQ誌1996年9月号及び94年5月号参照
その6・・・バードケージアンテナ(鳥かごタイプ)とは?
皆さんは、この製作講座の第2回をご記憶でしょうか?
そうですね!
あのときは、飲めないビールを無理に飲んで空き缶を用意しました。
今回は、缶テナの欠点(風圧に耐え難い!)を補うもので、作り方は
まったく缶テナ同様です。
補足ですが、430MHz以外に144MHzにも使えたことを報告
しておきます。
それではまず、材料から集めてみましょう!
【バードケージアンテナの作り方】
(1)材料
@アンテナに相当する部品及びラジアル線は真鍮棒または電線。
長さ230mm、太さ3φの真鍮棒を両側から30mmの所で
直角に折り曲げたものを6本。
AM型コネクタの外側のキャップ部分・・・1個
(5D用のもので安いもの)
Bビス4M×40mm・・・1個
他に1)スプリングワッシャーM4 2)10mm用平ワッシャー
3)M4ナット 各1個づつ
C5円玉・・・2個 または、この大きさのワッシャー
D絶縁ゴム(大)1個(小)1個(真ん中に穴の空いた黒いゴム)
(@BDはカーマなどのホームセンターに賣っている)
穴4φ&外径20φほどのもの1個(大)
穴4φ外径14.8φ 7mmほどのもの1個(小)
(これは、コネクタの中に押し込む)
なければ大きめのゴムを買ってナイフなどで切ればよい。
(2)製作(これは2lビール缶アンテナとほとんど同様です)
@まず真鍮棒を4本、245mmに切ってから平ワッシャーに
十字形にハンダ付けをする。(穴をふさがないようにする)
これは、ラジエーター部分です。
A材料の@で作った真鍮棒6本を5円玉大ワッシャー2個を天地に
利用して、相互に60度間隔でハンダ付けします。
これが缶テナ(アンテナ)に相当します。
Bビスに、スプリングワッシャー、5円玉をこの順に通してAの
ワッシャーの1方の穴に通す。
CM型コネクタの穴に絶縁ゴム(小)を入れる
最後にBを絶縁ゴム(大)の穴にとおしてから@のワッシャーの
穴に通す。
これをさらにM型コネクタのなかのゴムに通す。
こうしてケージアンテナとM型コネクタとが接合された次第です。
これをM型コネクタにでているビスにM4のナットで締め付ければ、
丈夫なコネクタが出来あがります。
(ゴムで弱ければナットとゴムの間にセルロイドなどをあてがえば
強度が出ます。)
これで、バードケージアンテナのできあがりです。
いかがですか?缶テナが出来ればこの鳥かごタイプも簡単につくれ
ますね。
(3)注意&使用感
缶テナ同様、雨水対策として、隙間などはエポキシ系接着剤などで
固めて下さい。
また、真鍮棒の錆止めに好きな色のスプレーをかけてやれば、耐
久性もよくなります。
また、缶テナでは見栄えなどが気になる人も、この鳥かごタイプ
なら全く気にしないで、モービルに利用できます。
使用感も缶テナ同様、市販の5/8λ2段のアンテナに比べて受信
で同等又は、S1程度良く送信レポートはS1〜2程良い報告を得
ています。
写真でみても立派でしょう!!(^J^)。
以上、鳥かごアンテナの作り方でした。
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