第84回史跡巡りシリーズ・知多編Part4    
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(2020(令和2)年2月1日(土)天気:晴れ) (0名参加)歩数:2,歩

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全員集合


 大府市案内図     Top            2017.12.16一宮友歩会下見
愛知用水事業(愛知県HP)  Top

 愛知用水が通水される以前の
 知多半島では、主立った河川
 がなく、ため池に頼る生活を
 余儀なくされ、水不足に悩ま
 されていました。

 昭和23年頃から温暖な気候に
 恵まれた知多半島に「木曽川
 の水を引こう」という夢の構想
 が久野庄太郎氏、浜島辰雄氏を
 中心に生まれました。

 この構想は、木曽川の上流に
 水源を求め、知多半島の先端
 まで用水を引いて来るという
 ものでした。

 この構想を実現するため、愛知
 用水公団(現在の(独)水資源
 機構)は、昭和30年から愛知用
 水事業に着手しました。

 昭和32年の工事開始からわずか
 4年余りで水源施設である牧尾
 ダム(長野県木曽郡王滝村、
 木曽町三岳)、幹線水路112キロ
 メートル、支線水路1,012キロ
 メートルを完成させ、昭和36年
 9月30日に通水を開始しました。

 愛知用水の完成により愛知用水
 地域は、めざましい発展を遂げ、
 愛知用水の果たす役割は、
 ますます重要なものになって
 きました。

 そこで水資源開発公団(現在の
 (独)水資源機構)は、古くなった
 水路を水道用水・工業用水の需要
 増加にも対応できるように改修す
 るとともに、水管理施設を近代化
 し、今まで以上に効率的に水を送
 ることができるようにするため、
 昭和56年度に愛知用水二期事業に
 着手しました。

 この事業では、幹線水路のメンテ
 ナンスを行いやすくするため
 「二連水路」に改修し、支線水路
 は、水の有効利用と配水管理の合
 理化を図るため「パイプライン化」
 を行い、平成16年度に完了しました。
 愛知県では、愛知用水二期事業の
 円滑な進捗を図るため、水資源開発
 公団(現在の(独)水資源機構)より
 支線水路改修を受託施行しました。

 愛知用水二期事業では、昭和59年
 の長野県西部地震によって、御嶽山
 中腹が崩れ、牧尾ダムに流入した
 土砂を取り除く工事を行いました。

 この事業が完了したことにより牧尾
 ダムの貯水量が回復し、頻繁に発生
 している渇水が少なくなることが
 期待されます。愛知用水は、平成
 23年に通水開始50周年を迎えました。

 その間、愛知用水は、休むことなく
 水を供給し続け、愛知用水地域の
 発展を支えてきました。

 これも、水源地域の方々の協力と
 愛知用水建設に尽力された先人たち
 の努力のおかげであり、この愛知
 用水を次の世代に引き継ぐことが、
 私たちの努めです。
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大府の地質について(2018.2.3)及び尾張名所図会にみる植生に注意      Top
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