尾西児童図書館の存続を求める活動資料


「掲載資料」

日本図書館協会(公立図書館の任務について) (図書館の自由に関する宣言) (ユネスコ公共図書館宣言) 
一宮市立図書館 図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)(←図書館法の詳細はこちらを参照)[LINK]

公報一宮5月号掲載・彦坂和子議員の市議会一般質問(←2021.3.9録画映像)            TOP
尾西児童図書館存続を求める緊急ホームページ作成のお知らせ
前略
各位、如何お過ごしでしょうか。
新型コロナ禍のもと、自粛疲れが続いているこの頃です。

 さて、私は、市川房枝親族の寄付に基づいて建てられた尾西児童図書館が図書館協議会での十分な討議もなく突然この3月末
で閉館されるという事で、今この図書館の概要周知や存続を求める緊急要望書の署名活動などに取り組んでいます。
 昨日(3.18)、一連の資料を下記ホームページに掲載したのでご覧いただければ幸いです。
なお、下記掲載資料は、「日本共産党尾西後援会・れんげの会」の資料を私的にではありますが、コピーして掲載したものです。
これからも時々緊急情報などを掲載したいと考えています。
今回のHP作成は、「尾西児童図書館」の存続に関わる”緊急事態”に対応したものとしてご了承いただければ幸いです。

 一宮市の新自由主義的な資本の論理優先の行政は、人間=共同の貴重なコモンズ(「宇沢弘文の経済学」でいう「社会的共通
資本」)を次々に破壊、停止、有料化(民営化を含む)しています。
これは、税に基づく住民福祉を基本とする自治体行政の推進することではありません。
 一宮市は、先には、働く婦人の家の廃止、公立保育園である黒田西保育園の民営化、尾西市民プールの故障名目の使用停止、
グリーンプラザの宿舎等破壊、極めつけは旧県立尾張病院を建て直して20年も経っていない真新しい循環器呼吸器病センターを
病床数削減などの名目で(愛知県が)破壊してしまいました。そこへ今回の新型コロナウイルスが襲ってきたという次第です。

 菅政権政府はいま、「病床削減推進法案」と「高齢者医療費2倍化法案」を通そうとしていますが、それらが新型コロナウイ
ルス対策と矛盾する事を感じていないのか、その無神経・無責任・無策に怒りさえ覚えます。
2021.3.25の参院予算委員会での田村智子議員の質疑(医療壊す2法案やめよ)参照Youtube)

 そのほか、一宮市では各種施設の有料化、手数料の値上げなど、市行政による住民サービスの劣化が際だってきています。
そして、一宮市は、公共施設を15%削減、利用料の受益者負担を推進しています。
(国に押しつけられた「一宮市公共施設等総合管理計画」がその基礎にある)
昨年までの公共施設等の使用料・手数料の大幅な値上げラッシュは、目を覆うばかりです。(注)

 一宮市はこの4月から中核市に移行しますが、こうした基本的な「住民サービス」を削減してどこに「暮らしやすい魅力ある
まち」が実現されるというのでしょうか。
今回の「尾西児童図書館」の廃止は、図書館協議会で議論されることなく、12月議会で提案され、公報2月号で公表されて
います。当局の説明では、老朽化する尾西図書館の今後大規模な改修工事が必要になり、その費用を捻出するというのが理由
の一つに挙げられています。私には全く理解できません。

さらに言えば、本来、図書館の役割は図書館法に定められているように、地方公共団体が設置し、教育委員会が管理する機関
です。一宮市はこの4月から中核市に移行するに伴い、図書館を教育文化部から活力創造部へ移管しています。
図書館の役割を七夕祭りなどに連携させ、単なる集客施設と位置づける市当局による組織変更は、図書館の役割を蔑ろにする
もので、私には全く理解できません。そのために一宮市周辺部にある「尾西児童図書館」を廃止するなどは、新自由主義的な
資本の論理による地方自治破壊の暴挙と言わざるをえません。
ここに強く抗議するとともに、尾西児童図書館存続を求める緊急ホームページを作成して皆様にお知らせする次第です。
 詳細は、下記のシャットル3月第767号及びシャットル2月第763号をご覧ください。   2021.5.4(改定)

(注)使用料・手数料の引き上げ・有料化の内容はこちら(PDF)をご覧ください。(シャットル2020年1月No.714)
(注)シャットル2020.1月No.713(同上の反対討論)PDF参照
以上2つのPDFファイルは、一宮市委員会(2020年)に在ります。)  
参考として、児童・生徒から図書館を取り上げ代わりに自衛隊を対置する現中野一宮市長等の自衛隊に対する考え方に
  ついて、市議会の質疑等を掲載しました。)     TOP
ユネスコ公共図書館宣言 1994年 から抜粋
公共図書館の使命
情報、識字、教育および文化に関連した以下の基本的使命を公共図書館サービスの核にしなければならない。

1.幼い時期から子供たちの読書習慣を育成し、それを強化する。
2.あらゆる段階での正規の教育とともに、個人的および自主的な教育を支援する。
3.個人の創造的な発展のための機会を提供する。
4.青少年の想像力と創造性に刺激を与える。
5.文化遺産の認識、芸術、科学的な業績や革新についての理解を促進する。
6.あらゆる公演芸術の文化的表現に接しうるようにする。
7.異文化間の交流を助長し、多様な文化が存立できるようにする。
8.口述による伝承を援助する。
9.市民がいかなる種類の地域情報をも入手できるようにする。
10.地域の企業、協会および利益団体に対して適切な情報サービスを行う。
11.容易に情報を検索し、コンピューターを駆使できるような技能の発達を促す。
12.あらゆる年齢層の人々のための識字活動とその計画を援助し、かつそれに参加し必要があればこうした活動を発足させる。

財政、法令、ネットワーク
 公共図書館は原則として無料とし、地方および国の行政機関が責任を持つものとする。
それは特定の法令によって維持され、国および地方自治体により経費が調達されなければならない。
公共図書館は、文化、情報提供、識字および教育のためのいかなる長期政策においても、主要な構成要素でなければならない。
 図書館の全国的な調整および協力を確実にするため、合意された基準に基づく全国的な図書館ネットワークが、法令および
政策によって規定され、かつ推進されなければならない。
 公共図書館ネットワークは、学校図書館や大学図書館だけでなく、国立図書館、地域の図書館、学術研究図書館および専門
図書館とも関連して計画されなければならない。           TOP

一宮市(旧尾西市)名誉市民の市川房枝氏の親族により建てられた尾西児童図書館の廃止は、ユネスコ公共図書館宣言における
公共図書館の使命に反するのではないでしょうか。
日本国憲法(wikipedia)教育基本法(wikipedia)社会教育法(wikipedia)図書館法(wikipedia)
図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)(←図書館法の詳細はこちらを参照) 
公報一宮5月号掲載・彦坂和子議員の市議会一般質問(←2021.3.9録画映像)            TOP

れんげだより:2021年3月20日No.84 尾西児童図書館の存続を renge2132084.jpg TOP

れんげだより誤字訂正>市川房江→市川房枝       TOP
尾西児童図書館の存続を求める最初のチラシ  PDFファイルはこちら) TOP

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尾西児童図書館の存続を求める緊急要望書(PDFファイルはこちら  kinkyuu.jpg    TOP

緊急要望書誤字訂正>市川房江→市川房枝   TOP

上記要望書を提出(2506筆/2021.3.27)   youbou327.jpg       TOP

 上記要望書の回答(2021.4.7、3一宮尾図発第1号)は下記をご覧ください。TOP


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(回答へのコメント)
歴史的にも貴重な尾西児童図書館を閉館して図書館サービスを利用できなくしてしまう事の方がはるかに利用者にとって不便であ
り問題です。利用していたのは児童だけではありません。また、防犯上の理由でも過去一度も事故がなかったことを思えば理由に
なりません。手続きにしても、事前に住民の意見も聞かず、図書館協議会にも諮らずに議会にこの議案を提出する仕方も民主的で
はありません。また、市民に図書館の廃止を周知するのに何の説明もなく公報2月号でたったの1行ですますのも大問題です。
市当局におかれましては、図書館の存続を求める2500筆以上にものぼる市民の要望署名にしっかりと耳を傾けて、勝手に図書館
サービスの廃止を決めないでください。改めて地域に貴重な「尾西児童図書館」の存続・再開を強く求める次第です。
たくさんの署名(2606筆)ご協力ありがとうございました。(チラシ・PDFファイル:2021.5.2掲載)
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市政レポート・シャットル2021年3月第767号:尾西児童図書館の閉館と公立図書館の役割 TOP
市政レポート・シャットル2021年2月第763号:(2021.4.7追加)

市政レポート・シャットル2021年2月第763号:(2021.4.7追加)      TOP



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尾西児童図書館から朝日東児童館図書室への移管についての「起案」文書(情報公開請求により入手)から一部引用。
「移管を希望する理由」
「2.運営のコスト面で有利
 図書館サイドからは、職員の無配置により人件費が縮小できます。図書館間の回送便も減るので費用が減り、施設の維持管理も
なく、事務の簡素化と予算の削減ができます。児童館として施設が一本化されれば、維持管理費用は児童館サイドの負担になり
ますが、2つの所管で維持管理するよりも迅速な対応かつ割安にできると考えます。」
コメント
「職員の無配置により人件費が縮小」とか「事務の簡素化と予算の削減」などを「コスト面で有利」として図書館廃止の理由に挙
げることは、公立図書館の役割を蔑ろにするものであり、公共図書館行政の自殺行為です。この論理(資本の論理)を拡大して
行けば、すべての公共部門(特に教育や医療など人々にとって貴重な社会的共通資本=コモンズの分野)で、職員・従業員の
非正規への置き換え等人件費の縮小や予算の削減が行われることに繋がります。これは人間=共同のコモンズを侵食する新自由
主義(=資本の論理)の脅威です。我々は、改めてこの地域に歴史的にも貴重な「尾西児童図書館」の存続・再開を強く求める
次第です。 なお、下記HPにある(公立図書館の役割と任務)等を再確認してください。
    (2021.4.19コメント改定) TOP

日本図書館協会(公立図書館の役割と任務) (図書館の自由に関する宣言) (ユネスコ公共図書館宣言)参照
日本国憲法(wikipedia)教育基本法(wikipedia)社会教育法(wikipedia)図書館法(wikipedia)
図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)(←図書館法の詳細はこちらを参照)
公報一宮5月号掲載・彦坂和子議員の市議会一般質問(←2021.3.9録画)
図書館関係者との懇談会(2021.4.16PDFファイル) 
たくさんの署名(2606筆)ご協力ありがとうございました。(下記チラシ・PDFファイル:2021.5.2掲載) TOP

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中日新聞 2021年3月10日号 尾張版   jidoutosyokan2     TOP

市当局は、地域にとって身近で貴重な「尾西児童図書館」を廃止することで、子どもの将来の夢を壊さないでください。
図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)(←図書館法の詳細はこちらを参照)  TOP

公報一宮4月号別冊2021年4月1日中核市一宮市START! TOP

一般市全国687市,特例市:23市,中核市(人口20万人以上)
62市,指定都市(人口50万人以上):20市。
(一宮市の人口は、2021年4月1日現在:383,582人)
その他の見直しと一宮市役所本庁舎の各課の配置 TOP

一宮市議会の傍聴案内、議会フロア平面図、議席配置図等
はこちら(一宮市HP)を参照してください
図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)
 (図書館法の詳細はこちらを参照)
公報一宮4月号別冊(p4):4月から市の組織を見直します TOP

教育委員会(教育文化部)から活力創造部(旧経済部)に移管された図書館管理課には、「尾西児童図書館」が
消えている。(3月で閉館) また同時に、「中央看護専門学校」や「働く婦人の家」が廃止された。
日本図書館協会(公立図書館の任務)にいう公立図書館の役割と目標に反していると思います。
図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)(←図書館法の詳細はこちらを参照)  TOP
公報一宮2021年5月号(↓)と彦坂和子議員の市議会一般質問(2021.3.9録画)
『参考』          TOP
平成30年度(2018年)9月定例会の彦坂議員の議会質疑録画(ブログ)参照
(ブログ:軍事優先に対する地方自治体の闘い。2018.11.12掲載分)
中野一宮市長&教育長の自衛隊に対する考え方と中学生の職場体験などの質疑応答録画です。)(←直接視聴可)
公報2018(H30)年11月号の「中学生の職場体験に自衛隊を対象とすることは問題視しない」との市当局の答弁

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2018(H30)年10月びさい祭り会場における「陸上自衛隊の軽装甲車」等の企画展示 TOP
中野一宮市政においては、一宮市の各まつり会場に
陸上自衛隊の装甲車などが「働く車」として展示され
自衛隊活動等を紹介する企画展示がおこなわれるよう
になった。この平和な市民のまつり会場に自衛隊の
装甲車が出現する事に、異様さを感じたのは私だけ
ではないと思います。
日本には憲法第9条がまだ生きています。
憲法/第9条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】
@、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和
を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による
威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段
としては永久にこれを放棄する。
A.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力
はこれを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。
2021(令和3)年4月18日「愛のある一宮みらい」の富田山(尾西市民プール駐車場)における陸上自衛隊の宣伝活動 TOP

一宮市は、戦闘集団の自衛隊と平和志向の家族連れを、この真逆で異質な関係を、総務省出身の中野市長のもとで、
自衛隊への子どもの勧誘のために無理矢理仲睦まじくさせようと見え見えの融和作戦をとっているようです。
他方、一宮市はこの4月から40年以上地元の人々に親しまれてきた「尾西児童図書館」を人件費等予算の削減の為に閉館
しています。これが「愛のある一宮みらい」の市政だとしたら、自衛隊への中学生の職場体験を認めるこの市長のもとに
おける「子どもたちの未来」は、本当に心配されます。中日新聞3.10号尾張版(上記)の萩原小5年生の森絢華さんの
「小さな日記」にある「私の将来の夢は、作家です。私は読書が好きです。」という児童の夢をかなえてこそ「愛のある
一宮みらい」の市政ではないでしょうか。一宮市は、児童生徒の前に”自衛隊”をもってくるのではなく、”図書館”をこそ
もってくるべきなのです。 「尾西児童図書館」の存続・再開を強く求める次第です。   TOP

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図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)(←図書館法の詳細はこちらを参照)
3.25の参院予算委員会での田村智子議員の質疑参照(Youtube)


尾西児童図書館の存続を求める最初のチラシ PDFファイルはこちら
図書館関係者との懇談会(2021.4.16PDFファイル)
たくさんの署名(2606筆)ご協力ありがとうございました。(チラシ・PDFファイル:2021.5.2掲載)
公報一宮5月号・彦坂和子議員の録画映像・市議会一般質問(←2021.3.9市議会の録画映像)


『参考』
中野一宮市長&教育長の自衛隊に対する考え方と中学生の職場体験などの一宮市議会質疑応答録画です。(←こちらから直接視聴可)
平成30年度(2018年)9月定例会の彦坂議員の議会録画のブログ掲載分参照
(ブログ:軍事優先に対する地方自治体の闘い参照2018.11.12ブログ掲載)
一宮市議会の傍聴案内、議会フロア平面図、議席配置図等はこちら(一宮市HP)を参照してください

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